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ひとひらの雲

日々のこと

椿山荘にて 

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2年前の春、八重桜の咲く頃、庭園を散策した椿山荘。
その時は思ってもみなかった。

何と、長男が椿山荘で結婚式をすることになり、今日は夫のモーニングのサイズ合わせにやって来ました。

昨日は日和が良かったのか、庭園に美しく着飾った新郎新婦がそこここに。

こちらまでつい微笑んでしまう。

びっくり!
打掛にカツラではなくアップの髪に花をつけた花嫁さんが多かったです。
1人だけいました角隠し。
角隠しってすごいネーミング。

確かに。女はツノを隠しているかも。


華やいだ新郎新婦にこちらまであてられてしまいそう。
中にはカメラマンに促され、唇が触れ合うくらいのポーズを取る新郎新婦も。

私達は、庭園奥の蕎麦処無茶庵に。




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遅いお昼です。

まずは、利き酒セット。
空きっ腹に効きます。

鯛の塩辛

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黒海苔蕎麦

とろろ蕎麦

ここの蕎麦は、ちょっと他では食べたことのない味。

太めでしこしこ歯触り。
つけ汁も甘ったるくなく、しょっぱくもなく程良い。

かなり美味しいです。

注文でゴタゴタして、接客は椿山荘なのに、どうなの?
と思っていたら、

店長らしき方が、粗相がありまして、と、
カラスミを。

すごい。
なんだかラッキーなような。

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式は来年年明け。
準備が着々と進みます。



光の犬 松家仁之 

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光の犬 松家仁之

グレングールドを聴きながら。
コーネリアフォスの表紙は、心を落ち着かせる。

北海道犬を飼う家族の三代にわたる物語

いつか私がすべてを忘れてもーー。

家族の記憶を軸に確かにそこにあった人生の瞬間を描く長編小説。

静かな景色を描いたフォスの絵の連なりのように。


光の犬

ひとりの午後に。
こんな時間がずっと続くことを願う。

そのときそのときの心象風景を登場人物一人一人が淡々と語る、とても気持ちの落ち着く小説です。
それは心の風景画みたいで、こんな風に私も感じたことがあったと思い出させてくれる
安らぎにも似た懐かしくて新鮮な小説。

読み終わってしまうのが惜しくて、
なるべく少しずつ読んでいる。

静かで幸せな一人きりの午後に。

もう少しこんな時間が続きますように。
これからもこんな時間がもう少し増えるように努力しようと思った。

この夏は、いろいろなことが押し寄せて、ちょっと舞い上がっていたような気もする。

もう少しだけ、自分を取り戻して、落ち着こう。
私自身と向き合って。

静かな秋と冬に向かって。






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シナモンフレーバーコーヒー 秋の風 

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7月からいろいろなことが押し寄せてきて、なんだかバタバタと忙しい日々。

一つが終わると次が押し寄せて来る。

一ついいこと思いついた。

シナモンを毎日とると、シミも毛穴も綺麗になると。
それで毎日、コーヒーや紅茶に振り入れて飲んでます。
しかし、粉っぽくて、飲みにくい。

今日思いつきました。
コーヒーを落とす時、豆の方に入れる。

シナモンは、お茶みたいにエキスが出るらしいので。
粉っぽさもなくなり、フレーバーだけコーヒーについて、ブラックでも美味しく飲めます。

小さな思いつきの連続が私の幸せ。


9月の日々。


義父と義母と。 

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今日は義父が入院している病院に行き、長男と結婚したエミさんを会わせて、義母のいる特養に行き、義母に会わせてきました。
義父は残念ながら寝てました。義母は分からなかったかもしれないけれど笑ってくれて。
少し肩の荷が下りた。

そのあと、近くの風情のあるお蕎麦屋に行きました。

田谷
九つ井

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穴子蕎麦
冷やしかけ蕎麦
鴨せいろ

焼き茄子のゼリー寄せ

樽酒冷やし

涼やかな午後が終わって外は目が回るような炎天下。
楽しいひとときでした。



春子の人形 花へんろ特別編 

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夢千代日記
花へんろ
その早坂暁の遺作

昭和の名ドラマが帰ってきた。
花へんろ特別編 春子の人形
BSプレミアム

四国のお遍路道の大店の坊ちゃん良介と
その血の繋がらない妹春子との悲恋。
早坂暁の実話だという。

ある日、店の表に赤ん坊の泣き声が聞こえる。そこには乳飲み子と日本人形が。

その日から、赤ん坊はその家の妹として大切に育てられる。
美しい少女に育ってゆく春子は、兄に淡い思慕を抱いていた。
そして兄が、海軍兵学校に合格して町を出たその時に、母から事実を聞かされる。
お兄ちゃんは、知ってるの?
そうよ、その時良介もその場にいたの。
血縁のない兄を春子は好きになっても良いのよ、という母静子。
あなたたちがこの先一緒になってもいいと思ってる。

そして、自分の思いを伝えようと、反対する父や母を振り切ってひとり防府に向かう春子。
でも、広島で防府行きの列車は出た後だった。

そして、防府の兄良介も春子を想っていた。

良介は広島に新型爆弾が落ちたことを聞く。
多数の死人が出てるらしい。
救援に防府から広島に向かう列車。
広島の手前で立ち往生した列車。なぜか上官は窓を閉めて幌を降ろせと指示される。電気も止まり、蒸し風呂のようになった列車で、良介たちは、汗を流し、とうとう動かない列車の窓を開ける。

そこには数え切れない数の青い炎が揺らめいていた。
火葬もされず、放置された人が発するリンの炎。

それは美しく恐ろしい光景でした。

そして、戦争は終わった。
生家に帰り着いた良介は、春子は?どうした?なんでいない?
静子は、わたしのせいだ、と泣き崩れる。
あの時止めておけば。

あの広島のあの日以来、春子の消息はぷっつりと途絶えていた。


これを描かないと死ねないと、早坂暁は言っていた。
妹はあの業火で、どこでどうやって死んだのか。
あのまま生きていたら、きっと一緒になったはず。

戦争はあまりに酷い。
なんとか、そちらに向かわない世の中にしないと。
私の、貴方の大切な人の為に。


9月の1日午後3時に再放送が決定しました。
ぜひ、地上波でも。



その昔、早坂暁はNHKの西門前のビルに住んでいて、そのビルの一階が私の職場でした。

お姿をお見かけした。
ビルの2階が鰻屋で、鰻がお好きだったような。

もう35年も前の話。