FC2ブログ

ひとひらの雲

日々のこと

ヴェネチア ひとり旅 その7 

さあ、今日は最終日。
どこに行く?
思い残す事は無い?

明け方には毎朝の恒例の人けの無い街の散歩。
今日はサンマルコの向こう側をずーっと歩いた。

201906291227166c9.jpeg



ユーモラスな表情のライオンさん。


サンマルコの朝
https://youtu.be/BUoYs_9RqJo

早朝のサンマルコ周辺には鐘が鳴り渡り、そこに花嫁と花婿のカップルがあちこちで撮影をしていました。
どの花婿も荷物持たされている。
そうね、結婚式は花嫁のもの。


それとね、
私、アカデミア橋の向こう側が気に入ったの。
あそこの街並みをもう一度歩きたい。
昨日と同じくヴァポレットでアカデミアへ。

ひとしきり路地を散歩。

歩いて先端まで行くと、向こう岸にはサンマルコ広場と連なる中世の屋敷が半分水に埋まるようにして連なっています。
これはこれで凄みがある。
頑なに守り抜いて潟の上に一千年。

20190629123201957.jpeg



行きたかったバーカロに最後に寄ろう。
ここも凄い。
ここはクリエイティブなチケッティが沢山、ピンチョスみたいにパンにのっけた一口タイプ。
お花が乗ったのやら、アンチョビーのやアーティチョーク。
アーティチョークは二種類たべました。
白いのと茶色いのと。
どちらも美味しかった。
美味しいのよねー。
でも、いろんな種類があったけど、ほんの数個しか試せない。
もう少し胃袋大きかったらなぁ。


201906291233109cd.jpeg



20190629123338d1c.jpeg




20190629123402977.jpeg



そして、今回の店はどこも安い。
観光地値段というより、普段の横浜と感覚的に同じか、こちらの方が安い。
ワインはヴェネチアの方がずっと安い。
1番安いワンショットはなんと1ユーロ
昨日の夜のポルテゴではワンショット飲んで帰ろうとしたら小銭が無い。
あら、財布をホテルに置いてきてしまった。
あら、困った、カードを出したら、ダメダメ!1ユーロでカードなんてダメ。
えー困ったわ。
そしたらね、横にいたチロリアンハットを被った優しげな年配の女性が、ニッコリして、奢ってあげる!たぶんですが、イタリア語わからないし。
握手して抱きしめてグラーツィエ
プレーゴ
いいところですねえ。

アカデミア橋を渡ってホテルモナコ まで。
何だかとっても疲れてしまった。
ヴェネチアに来てから驚異的に歩いている。
あと2時間でピックアップの時間。
もう立っていられない。


カフェフローリアン

https://youtu.be/Tch8lrpEwzo

世界最古のカフェ
観光地値段
いいじゃない、もう帰るだけだし。
外のテントでは生演奏が。
旅のセンチメンタルなムードを盛り上げる。

ウェイターがやたらかっこいい。
白衣はピシッと。
髪型も決まり靴は黒くピガピカ。
目が合うと清々しい笑顔でニッコリしてくれる。

最後にやっとぼんやりしています。

この後、ピックアップのボートが来なくて冷や汗かいたけど。

でも楽しかったな。

ちょっと横浜の野毛に似てるけど。

さよなら ヴェネチア!
またいつかね。



ROMA  

20190628205040c4e.jpeg



アカデミー賞外国語映画賞取ってくれてありがとう。
ギリギリセーフで劇場公開最終回に行きました。

ROMA



冒頭のシーン。
濡れたタイルをデッキブラシで流すシーン。
モノクロームの階調が美しくて、一気に引き込まれた。
流れる水と泡。
擦るブラシの後に、水に移る空と飛行機。
遠くに聞こえる生活の音。
こんな風に周りの音が遠くで聞こえている記憶が。

昔の記憶。
私にもある。
誰かがブランコを漕ぐ音。
何かを叫んで走っていく子供達の声。
全てが遠くに聞こえる。
自分の記憶の妄想に入り込んでしまいそう。

ストーリーはメキシコの地方都市ROMAのある中流家族とそのメイドに起こる話。
映像はとてもアーティスティック。
美しいモノトーンの階調。
それに反してストーリーは生活を力強く綴って行く。
人々は、ギリギリのところで助け合い、ちゃんと心を通わせて生きて行く。
悲惨な事もいろいろあるんだけれど、それでも人は逞しく、淡々と時を刻んで行く。

そして、全てを包み込むモノクロームの世界。
引きのカメラが凄く良い。
実際の生活自体がそこだけのアップではないし。
いつも、いろいろな周りの出来事に影響されながら生きていく私達自身のようだ。

海のシーンも良かった。
楽しいはずの子供達の海辺のシーン。
でも、モノクロームなので、煌めく光も無く、そして、灰色の波は子供達を飲み込もうとする。

雇い主の奥さんソフィアが、帰らない夫をなんとか取り戻そうとしている時、クレオにきつく当たる。
でも夫が去った後の強く逞しい母はクレオにも優しい。
そして子供達。
何か、この映画の子供達は
大人とは違う、この世の手前の異界から足が抜けてない、そんな神秘的なものを感じさせる。
結局、クレオを救うのは子供達との心の交流。
クレオは運命をじっと受け止めて、無言で淡々と生きて行く。

海辺のシーンの抱き合う子供達に、
絞り出すように行った一言。
子供なんか欲しくなかった。
とてもわかる。
本当は愛したかったのよね、赤ん坊を。

ところどころにあるユーモアがとても好き。
物議を醸している武術をフル○ンで、笑える!
ギリギリの車を車庫に入れるシーン。


そして、また、階段から、空にカメラはパンして、空と飛行機と、遠くに聞こえる喧騒。
子供の声。
最初のシーンに繋がる。

見事です。

これをなぜネットフリックス公開にしたのか?
公開も本当に少しで
最後の上映に無理やり行った。

映画館は空いてました。
多分みんな映画マニア。
納得して出てきた顔ばかりだったから。

見逃さなくて本当に良かった。
今年で一番、というか、多分ずっと忘れない一本です。



ヴェネチア ひとり旅 その6 


さて、3日目の20日、とりあえずアカデミア橋の向こう側でヴァポレットを降りて、小径を歩いていたら、ミュージアムショップの窓。



201906242021491d1.jpeg



あら、こんなところでフリーダさん。

ペギーグッゲンハイム美術館に行きました。


201906242024043f9.jpeg



20190624202629a5a.jpeg



201906242027050e5.jpeg


ちょうど晴れてきて、緑が生き生きとして、
そして美術館で子供達の授業。
なかなかステキな場所です。
周辺にはギャラリーもあるし、対岸の本島より観光気分が少し薄れ、落ち着いた空気が居心地良い。


今日は昨日の反省から朝は本当にフルーツ一口とカプチーノ。お昼はなんとかなりそうです。
さあ、1日目のガイドさんに聞いたトラットリアアラマドンナに。
またヴァボレットに乗り、リアルト橋で降りる。

20190625210445c85.jpeg



黄色い看板はよく覚えてます。
ここは日本語メニューがあるらしい。
それに、日本語通じました。
クモガニのサラダ
イカ墨パスタ
ワイン

クモガニのサラダは文句無し!
でもイカ墨のパスタは、ちょっとしつこいし、イカが柔らかい。
私は行きつけの近所のパル
テソロデルマルの方が美味しいな。
少し残してしまいました。

メニューにシャコがあった。
シャコにすればよかった。
でも、もう食べられない。


20190625210559712.jpeg




2019062521064566a.jpeg




今日の夜、もう一回来ます。
予約は?と白衣の愛想の良いウェイターに聞くと、平気平気!ダイジョブ!

ではこれから船でムラーノ島に。

30分くらい乗ったかしら。
着きました。
ちょっとほのぼのとした街並み。


20190627062258bae.jpeg



20190627062336bb4.jpeg



基本的にはお土産物やっぽいガラス屋さん。
ひとまわり歩いて、帰りの船へ。

その船がギュウギュウでした。
もしかして終ボート?
知らないって怖い。
途中でどしゃ降りに。
本島に戻る頃にはだいぶ小降りに。

またずっと歩いてるけど、お腹減らないなあ。
でも、アルコールが入れば何とかなるかも。

20190627062511b8a.jpeg


ここもバーカロの名店
カンティーナドモーリ

20190627062629433.jpeg


有名なバケツのぶら下がっている店内
居心地良いバーカロです。
1人でいても全然大丈夫。


20190627062821cd2.jpeg


そしてまたマドンナに。
シャコは美味しい!


20190627062854d75.jpeg



帰りは1日目のポルテゴにもちょっと寄って。
結局飲んでばかり。

明日は帰る日。


続く



ヴェネチア ひとり旅 その5 

20190620210154e61.jpeg



2019062021021907e.jpeg



グーグルマップを片手に、ひたすら迷宮のような路地を巡り、そしてヴァポレットに乗ったり降りたり。
駅まで行って、ふと気づいたら電池が無い。
グーグルマップが無いと頼りは街角の案内だけ。サンマルコ広場を目指せばホテルに戻れる。
必死に歩いてるんだけど、あれ?ここさっき通った。

そしてホテルまで辿り着き、携帯を充電のために部屋に置き、手ぶらでも決して迷わないドゥカーレ宮殿に。

ここも並ばなくていいように、日本でベルトラで入場チケットを購入してたので、横の長い列を尻目にすいっと入りました。
でも、携帯が無いので、写真が撮れなかった。残念!
ヴェネチア 一千年の歴代ドージェの肖像の並ぶ大広間。
そして、牢獄から此の世には二度と戻れないため息橋を渡る。

そういえば、なぜヴェネチアにいきたくなったのかは、2年ほど前、塩野七生のヴェネチア 一千年の歴史を読んだから。
すぐ映画や本に影響される。笑


昼はやっぱり食べられませんでした。
いっそまるきりぬいてしまえば、夕方なら沢山食べられるかも。
歩いても歩いてもお腹空かないし。

結局11時間食べずに過ごし、やっとトラットリアアラヴェドヴァへ。




20190620210717d70.jpeg


ここは予約しないと入れない。
1ヶ月前、息子達は入れなかったそうです。
私はグルヤクで日本から予約入れてあったのでおひとり様用のスペシャルな席。
カウンターが真ん前で、、立ち飲み客のやり取りをつまみにワイン!

20190620211833949.jpeg



20190620211903b25.jpeg


201906202119177dc.jpeg



手長エビのパスタ、美味しかった。
それに欲張って海の幸のアラカルトも頼んじゃった。
また、脳味噌の血液全て胃に流れて、貧血状態。

無愛想で有名なこの店のお兄さん達に、モルトブオーノ!って言って、思い切りニッコリしたら、みーんなこちら向いて微笑んでくれました。

20190620212132197.jpeg



また、街を徘徊。
あーここにもコープがある。
野菜を見てると楽しいな。

色々買って会計したら、袋忘れたのに気づき、袋代はもらってないとレジで言われ、こういう時焦るとどーしていいかわからない。
日本語でどうしよう!なんて言ってたら次のイタリア人が、僕が袋代は出してあげたから袋取っていいよー!

グラッツィエ
タント!

もー満面の笑みで、それ以上の感謝の言葉もわからず、グラッツィエサンキューありがと!

まーまたレジでお金払うと時間かかるっていうのもあったのかな。

でも、どこかで私も誰かにお返ししなきゃ、と幸せな気持ちになりました。

続く

ヴェネチア ひとり旅その4 


はっと気が付いたら、夜中の2時過ぎ。
私、ホテルに帰ってきて、荷物を置いてホッとして、突然、記憶が途絶えた。
気づいたらベッドで寝ていた。
ホテルに帰ってきたのは8時頃かな。
ちょうど7時間の時差を引くと、普段の寝る時間。笑!
なんと正確な。

そこからシャワーを浴びて、さて夜明けまではまだあるし。



2019061823584798b.jpeg



ランブレスコ セッコを開けよう!
チーズと杏と
サラミも買ったっけ。

ひとしきり飲んだら、空が明るくなってきた。
サン・マルコの水は引いたかしら。
ちょっと見に行こう。


2019061900070817e.jpeg



20190619000742f19.jpeg





20190619000838a31.jpeg



2019061900091011f.jpeg


20190619000945b22.jpeg


ドゥカーレ宮殿まで歩いてきて、むこうに海が見える。
水が上がっていた証拠に、そこここの石畳に海藻が残っている。
ここは海なんだ。暫し実感!


20190619001236cf6.jpeg



2019061900131210a.jpeg


人気の無い街を暫し徘徊。
まだ灯りが灯っています。
宝石箱みたいな窓の連なる路地。
ひとつずつ覗き込んで、こういうのが楽しい。

20190619001539b9f.jpeg



明るくなってきたので、さて、、本日の予定は。
とりあえず一度ホテルに戻り本当に出かける支度をして、ホテルモナコのカフェに行こう。
ホテルサルバディーゴもモナコも日本人も中国人も1人もいない。快適!

20190619001650d5c.jpeg


2019061900172926b.jpeg


目の前にグランカナルが広がるカフェで美味しいモーニングバイキングをいただきました。
私、いつも朝ごはん食べないのに。
少なめにしましたが、かなりお腹にずっしり!
ああ、苦しい。
明日からもっとずっと少なくしよう。

テラスから外を見ていたら、初老のご夫婦が仲良さそうに。
カメラ撮りましょうか?とジェスチャーで。
ニッコリ笑って腕を組むご夫妻。
私も撮ってもらいました。

2019061900183868c.jpeg



今日も寒いけど、とりあえず混んでない朝のうちに、サンマルコ広場の鐘楼に登ろう。
そしてヴェネチア中を見渡して、今日どこに行くか決めようかな。
鐘楼はほとんど列が無く、すぐ上まで上がれました。
さ、寒ーい!
風も強いし。
でも島が綺麗に360度見えます。
そしたら、声を掛けられました。
日本人の方ですか?
はい。
寒ーい、って聞こえたので。
笑!
キレイですね。
ねえ。
写真撮ってもらえますか?
はい。
ツアーですか?
いいえ、1人です。
へー、めずらしい。
そう、1人の日本人は居ませんでした。

20190619001953b00.jpeg


201906190020276f8.jpeg



20190619002052a5c.jpeg



路地を曲がり、ショップを見て、橋を渡り、、もうこれだけで楽しい。でも何しろお腹がいっぱいだから歩かなきゃお昼が入らない。
ホテルに戻りコーヒーを入れて、、寒いからもう一枚着て、日本から持ってきたカッパを着て、もう一度出かけよう。

いくら歩いても、楽しい。
ちょっとした文房具屋とか、小さなお菓子屋とか。
ショーウィンドウがめちゃくちゃ美しい。
またカナルグランデまで出たらヴァポレット乗り場から適当に船に乗る。



ヴェネチア版ぶらり各駅停車の旅。

風の吹くまま、気の向くまま〜。
いいね、ひとり旅。


20190619002243ebe.jpeg



2019061900233482f.jpeg





続く